俺様社長は左手で愛を囁く
「私には仕事は捨てられない。

貴方の仕事の手助けを・・・

どれだけできるかわからないけど・・・

後者を選ぶわ」

・・・

私の答えに、

翔は微笑み、私を抱きしめた。

・・・

「冬美はそちらを選ぶと思った。

本当に仕事が好きだからな?」


「…翔」


「今は、仕事優先だ。

新しい会社はだいぶ進んでるからな…

でも、冬美のエプロン姿も見たい」


「///!!」

翔は左手を優しく私の頬を

触った。


「・・・いつか、

仕事が落ち着いたら、

オレと結婚してくれるか?」


「…お嫁さんに、してくれるの?」

その左手を軽く掴んだ私は、

そう問いかけた。
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