俺様社長は左手で愛を囁く
私は急いで翔から離れた。

・・・

「社長、今回この会社を始めるにあたって、

新にうちと契約したいと

言ってる会社が2.3ありまして・・

いかがなさいますか?」



「どの会社だ?」

・・・

翔は綾野さんから書類を受け取り、

目を通している。

・・・

それを見守っていた私と綾野さん。

・・・

「この二つの会社は却下だな。

あまり利益はないと思う。

だが、この一社に関しては未知数だ。

一度会って話がしてみたい。

アポを取ってくれないか?」


「かしこまりました」

・・・

一礼した綾野さんは、

社長室を出ていった。

・・・

「…翔、私も行くね?

・・と、今は社長と、秘書よね?

仕事を覚えないといけないので、

綾野さんの方へ行きます」
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