俺様社長は左手で愛を囁く

冬美side

『冬美に再会できた

この奇跡に感謝を・・・』


帰り際に渡されたメモ用紙。

最初に書かれていた一文。

…確かに、

私も再会できた事は、

とても嬉しい。

もう二度と会う事などないと思っていた

マイクが、目の前にいるのだから。


・・・

また二人で会って話がしたい。

そう書かれていて、

私は軽い気持ちでそれを受け入れ、

今、

待ち合わせの場所にいた。

・・・

しばらくして、

マイクが現れた。

あの時もそうだったけれど、

スーツに身を包んだマイクは、

オーストラリアで会ったマイクとは、

別人のようだった。

ジーンズにトレーナーと言う出で立ちだったし。
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