俺様社長は左手で愛を囁く
『待たせてゴメン』

マイクの言葉に、私は微笑み、

首を振った。

・・・

「こんなところで再会するとは、

思いもしなかったわ」

私の言葉に、頷くマイク。

・・・

その後、長々と何かを書いている。

・・・何かしら?


『冬美の彼が大会社も社長とは

思わなかった・・・

でも、そのおかげでまた冬美に再会した。

その奇跡を掴みとりたい』


「・・・」

掴みとる?

それはどういう意味?

まっすぐにマイクを見つめると、

マイクは前みたいに優しく微笑み、


・・・

『冬美より、年下だけど、

君への気持ちは本物だよ。

だから、僕の愛を、君に受け取ってほしい』
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