俺様社長は左手で愛を囁く
なんて事だろう。

まさか、

マイクが私を好きだったなんて。

・・・

マイクは言ってたはず。

オレの大事な友人だって。

だから、私も

同じ気持ちだった。

・・・

「…マイク」


『待ち焦がれていた人と、

共に過ごす今はきっと幸せだと思う。

でも、それまでに、冬美を辛い目に遭わせたのも事実。

僕はそんなことしない。

まだ冬美にとってはガキかもしれない。

でも、君を幸せにしてあげたいと、

心からそう思うよ』



・・・

「マイク、ごめんなさい。

私は翔以外、考えられない。

私を闇の中から救い出してくれたのは

彼だから・・・」

そうよ・・・

そうしてくれたのは翔。

昔の事をすべて受け入れ愛してくれるのは

翔しかいない。
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