俺様社長は左手で愛を囁く
しばらくの沈黙の後、

最後に、マイクが言った。

『僕の気持ちは変わらない。

冬美を心から愛してる。

君に出会って、僕の人生は

180度変わった。

それはとてもいいことだし、

そうやってこれからも、

冬美には見守っていてもらいたい。

だから、諦めない』

・・・

その言葉を残して、

その場を後にした。

・・・

その場に残された私は、

どうしていいかわからず、途方に暮れていた。

・・・

それからどうやって家に帰ったのだろう?

気がつけばもう暗くなっていた。

パッと部屋の明かりがついて、

ドアには、

翔が立っていた。


「どうした?電気もつけないで?」

「・・ん?なんでもない」

何とかごまかした。
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