俺様社長は左手で愛を囁く
・・・

「社長、他を探しに「いや、待て」


「・・・え?」


「この子で行こう。

今回のコンセプトには、

ピッタリの人材じゃないか」


「・・・そうですかね?」


コンセプト。

『新たな原石を求めて』

新会社になって、初めての広告。

・・・

どうせ一からのスタートだ。

モデルも、あまり顔が知られていない方がいい。

・・・

真剣なオレの眼差しに、

綾野は溜息をついた。

「…社長は、一度言い出したら、

一切引かない方、でしたね?

…分かりました。急いで、アポを取ってみます」

・・・

綾野の言葉に、

満足な笑みを浮かべた。
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