俺様社長は左手で愛を囁く
…午後7時。

冬美は社で仕事。

綾野は急きょ取引先へ。

・・・

オレは、お得意先へ

行く事になり、一人車を走らせた。

・・・

仕事が終わり、

社に戻ったオレは、

駐車場に車を止めた。

・・・

車を降りた途端、

誰かに抱きつかれ、

一瞬固まった。

薄暗く、誰だかわからない。

「おい、おまえは誰だ?」

オレの言葉に、顔を上げたのは・・

・・・

街灯に照らされて、

微笑んだ顔が浮かび上がった。

「…レイ、どうしたんですか、こんなところに?」


「・・・会いたくて」

その言葉が聞こえた次の瞬間、
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