俺様社長は左手で愛を囁く
温かい布団。

温かい人肌・・・?!

・・・

朦朧とする意識の中、

私はゆっくりと目を覚ました。

・・・

私はなぜ裸なのか‥?

私はなぜ、こんなところで寝ているのか…?

・・・

私の横で眠ってる、

上半身裸のこの男は、一体何者なのか?

・・・

起き上がろうにも、

体がはっきりせず、

上手く動かすことができない。

それでも何とか起き上がる事に成功した

私だったが、

すぐに布団の中に引き戻されてしまった。

・・・

「おはよ・・・昨夜はよかったよ」

「・・・は?」

・・・昨夜はよかった?

・・・

昨夜の事をよくよく考えてみる。

ほんのかすかに残る記憶。

・・・

思い出すほど、

私の顔色は、みるみる青くなる。
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