俺様社長は左手で愛を囁く
しばし見つめ合った私たち。

・・・

私はその場に耐えられなくて、

目線を逸らした。

・・・

「一体私をどこに連れて行くつもりですか?」

・・・

目線を逸らしたまま、

翔に問いかける。

・・・

翔は、私を見据えたまま、

ポツリと呟いた。

・・・

「これからは、ずっと一緒だ」


「・・・え?!」

逸らしていたはずの目は、

翔をまっすぐに捉えていた。

・・・

ずっと一緒。それはどういう意味?


「これからは、ずっとオレの家で

住んでもらう・・・

オレの近くにいろ…

守ってやれるし、オレがどんな男だか、

知ってもらえる」


「そんな勝手な事?!」
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