俺様社長は左手で愛を囁く
「…冬美」


「なんですか?」



「日曜まで、2.3日しかないのに、

そんなに荷物が必要か?」


私のカバンを見て、

少し驚いてる翔。


「女には色々と、必要なものがあるんです」

男にはわからないだろうけど…


・・・

私の言葉にクスッと笑った翔。


「まぁ、いい。

それだけでいいのか?」


「・・・はい」


私が頷くと、

その重い荷物をヒョイと持ち上げ、

先を歩き出す。


「自分で持てます」

「うるさい。黙ってろ」

「・・・」

翔のこの俺様発言は、

何とかならないものだろうか?

私より年下のくせに・・・
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