俺様社長は左手で愛を囁く
翔の後ろでブツブツ文句を言ってると、

突然翔が立ち止った。

・・・

私は必然的に、

翔の背中にぶつかる。


「急に止まらないでください!」

「…冬美」

「・・・なんですか?」



「2歳の歳の差なんて、どうってことない」

「・・・え」



「仮にもオレは社長が出来るほどの技量も、

包容力も持ってるつもりだ」

「・・・」



「今度年下のくせにとか言ったら、

その場で押し倒すぞ?」

「?!!」


目を見開いた私に、

翔はニッコリと笑って、

また歩き出した。

・・・

こんな人と、

私は一緒に住むことができるのだろうか?
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