俺様社長は左手で愛を囁く
ほんのりと入る日差し。

その光で目が覚めた。

・・・

横には翔の寝顔。

無防備で、いつもと全然違う。

思わずその寝顔に見入ってしまった。


「いつまで人の寝顔見てる?」

「?!」

私は驚きパッと目線を逸らす。

翔はクスッと笑って、

私をギュッと抱きしめる。

・・・

「は、離して!」

「イヤだ」


「駄々をこねてる子供じゃないんだから」

「冬美と二人きりなら、

子供になってもいいかも」


「翔?!怒るよ?」

「フッ。・・・ってか、

もう怒ってるだろ?」


「・・・」

そうとも言う。

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