俺様社長は左手で愛を囁く
「社長、今のお言葉は・・」

声も少し震えている、

荒木部長・・・

その荒木部長の問いかけに、

社長は冷たい視線を、

向け、言い放った。

・・・

「早乙女冬美は、オレの女だと言ったんだ。

そんな大事な女に手を出すとは…

前々から、変な噂は耳にしていたが、

…覚悟はできてるな?」


「ヒッ!」

・・・

荒木部長は、

逃げるように、

その場から立ち去った。

私はホッとし、

その場に座り込む。

・・・

翔は、そんな私を立たせ、

落ち着かせるように、

優しく抱きしめた。


「何もされなかったか?」

翔の問いかけに、

何度も頷いた。
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