〜Story of one day〜
そして咲紀から卒業してもう一つ卒業してた『ブス』の言葉。
それなのにその言葉は今も強力であたしから全てのものを奪う。
刃物のような鋭利な言葉を投げられあたしは告白なんてできなかった。
教室に誰もいなくなっても私は口を開けなかった。こんなブスなあたしが笠井くんに告白なんて出来ないよ。
「風、話ってなーに?」
優しく問いかけてくれても顔すら上げれない。あたしが呼び出したのに何も言えない。
「どうした?なんかあった?」
顔を覗き込まれても言えない。
でも何か言わなきゃいけない。
口に出した言葉は思ってもみない言葉。
「・・・風なんて呼ばないで」
それなのにその言葉は今も強力であたしから全てのものを奪う。
刃物のような鋭利な言葉を投げられあたしは告白なんてできなかった。
教室に誰もいなくなっても私は口を開けなかった。こんなブスなあたしが笠井くんに告白なんて出来ないよ。
「風、話ってなーに?」
優しく問いかけてくれても顔すら上げれない。あたしが呼び出したのに何も言えない。
「どうした?なんかあった?」
顔を覗き込まれても言えない。
でも何か言わなきゃいけない。
口に出した言葉は思ってもみない言葉。
「・・・風なんて呼ばないで」