〜Story of one day〜
「たーかせ。おはよ。昨日はなんか逆に悪かったね。これ、昨日の代わり」





次の日、学校に行くと宮部が俺の席に
やってきた。




まだ気にしてたのか。別にいいのに。
机にポッキーの箱。ありがたくもらっとくよ。




「わざわざさんきゅな」




「ねっ、ちょっと喋ろうよ。ポッキー開けるよ」





「おい。それ俺のだろ。ってか笠井は?」





「・・・呼び出されてる」





「こんな朝から?」




「待ち伏せってやつ。だからあたしだけ先に来たの」





「お前、彼女なのにそんなんいいのか?」




「いいの。颯太モテるし」





「信じてるんだな。笠井のこと」




「・・・あたしが好き過ぎて離れられないの」
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