〜Story of one day〜
放課後になって急いで図書室に向かう。自分でも気持ちが急いてるのがわかる。



早く会いたい。




どんっ。




「「あっ!」」




前にもこんなことあったな。
咲紀子ちゃんとぶつかること。
しかも同じ階段で。




「海崎に会いに行くの?」




「う、うん。櫂くんは?」




「俺はちょっと用事」




「そっか。じゃ、またね」




「おう。じゃあな」





「あ、佑衣ちゃんものすごく可愛くなってた。ありがとう」




「えっ?」





「じゃあね」




何も答えず言ってしまった咲紀子ちゃん。



可愛くなってた?あ、早く行かなきゃ。
< 44 / 79 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop