〜Story of one day〜
今日は直接バイトに行くからチャイムが鳴ればすぐに走って帰る。
階段を駆け下りて。
また咲紀子ちゃんにぶつかったりしてな。
下校のチャイムが鳴る。
俺はいつものように急いで階段を駆け下りた。
そして下駄箱で靴を履き替える。
さすがにこんなに早くここに来るやつはいないか。
「・・・櫂くん」
「佑衣ちゃん・・・」
「今日は木曜日だから櫂くんに会えないなと思って待ち伏せしちゃった。咲紀が櫂くんは時々早く帰るって言ってたからバイトかなって」
「ああ。うん。そうなんだ」
顔が見れない。
朝からずっと佑衣ちゃんのことばかり
だったのに。
「今日は雨だから自転車じゃないよね?本屋さんまで一緒に行ってもいい?」
「・・・・うん」
断れなかった。断りたくなかった。
何、やってんだ俺。
自惚れさせて突き落とす。1番最低だろ。
「ありがとう」
階段を駆け下りて。
また咲紀子ちゃんにぶつかったりしてな。
下校のチャイムが鳴る。
俺はいつものように急いで階段を駆け下りた。
そして下駄箱で靴を履き替える。
さすがにこんなに早くここに来るやつはいないか。
「・・・櫂くん」
「佑衣ちゃん・・・」
「今日は木曜日だから櫂くんに会えないなと思って待ち伏せしちゃった。咲紀が櫂くんは時々早く帰るって言ってたからバイトかなって」
「ああ。うん。そうなんだ」
顔が見れない。
朝からずっと佑衣ちゃんのことばかり
だったのに。
「今日は雨だから自転車じゃないよね?本屋さんまで一緒に行ってもいい?」
「・・・・うん」
断れなかった。断りたくなかった。
何、やってんだ俺。
自惚れさせて突き落とす。1番最低だろ。
「ありがとう」