〜Story of one day〜
特別な『風』と残酷な言葉
「じゃあクラス委員を決めるぞ」
高校入学してまだ数日。
同じ中学の子はいないし心細いな。
そう思ってた矢先の委員決め。あんまり気が進まないけど何かきっかけになるかもと立候補したのは保健委員。
中学のときもやってたしそんなにしんどい仕事もないから無難でいいよね。
「よし。じゃあ保健委員は笠井と宮部な」
笠井くんか。うわ。この人絶対モテる。高校生とは思えない色気があるし顔、かっこいいし。
そう思ってたらやっぱり彼はクラスの人気者になった。
初めて話したのは委員会の集まりの日。クラス毎に並んで座るから当然あたしたちは隣。
「宮部さんって風香って名前なんだ。俺と同じ風ついてるんだな。風同志仲良くしよな」
高校入学してまだ数日。
同じ中学の子はいないし心細いな。
そう思ってた矢先の委員決め。あんまり気が進まないけど何かきっかけになるかもと立候補したのは保健委員。
中学のときもやってたしそんなにしんどい仕事もないから無難でいいよね。
「よし。じゃあ保健委員は笠井と宮部な」
笠井くんか。うわ。この人絶対モテる。高校生とは思えない色気があるし顔、かっこいいし。
そう思ってたらやっぱり彼はクラスの人気者になった。
初めて話したのは委員会の集まりの日。クラス毎に並んで座るから当然あたしたちは隣。
「宮部さんって風香って名前なんだ。俺と同じ風ついてるんだな。風同志仲良くしよな」