〜Story of one day〜
「ねえ。櫂、今日バイト終わりうちでご飯食べよ。だから早く片付け終わらせようね」
茉央の問いかけに俺がNOと言えるわけがない。
頷いて仕事をする。
仕事に没頭していれば何も考えなくても済むと思った。
でも数学の参考書や絵本、佑衣ちゃんに関わるものを見れば胸が締め付けられる。
勉強会もたった一回だけだったな。
図書室で話したのも2回だけ。
知り合ったのも最近でしかも最初は慰めた。
それなのに何で俺はこんなにも佑衣ちゃんのことが好きなんだろう。
佑衣ちゃんが俺を好きだと言ってくれたから?
それもある。
でも本当に短い期間だったけど2人で
話して俺は彼女のことが好きになった。
絵本の話や一緒にやった数学。
でもやっぱり真っ直ぐ響いたのは言葉。
俺は君の言葉に奪われたんだ。
片付けを終えて戻ったバック。茉央と2人でいるとあの日の俺の行為が頭を鮮明に過る。
「櫂と2人だとあの2人の初めての日を思い出すね」
「・・・・腹減った。早く飯食いに帰ろ」
聞きたくない。
一刻も早くこの場所から出たい。
俺はカバンを持って扉に手をかけた。
「ねえ、櫂。またここで・・・しない?」
茉央の問いかけに俺がNOと言えるわけがない。
頷いて仕事をする。
仕事に没頭していれば何も考えなくても済むと思った。
でも数学の参考書や絵本、佑衣ちゃんに関わるものを見れば胸が締め付けられる。
勉強会もたった一回だけだったな。
図書室で話したのも2回だけ。
知り合ったのも最近でしかも最初は慰めた。
それなのに何で俺はこんなにも佑衣ちゃんのことが好きなんだろう。
佑衣ちゃんが俺を好きだと言ってくれたから?
それもある。
でも本当に短い期間だったけど2人で
話して俺は彼女のことが好きになった。
絵本の話や一緒にやった数学。
でもやっぱり真っ直ぐ響いたのは言葉。
俺は君の言葉に奪われたんだ。
片付けを終えて戻ったバック。茉央と2人でいるとあの日の俺の行為が頭を鮮明に過る。
「櫂と2人だとあの2人の初めての日を思い出すね」
「・・・・腹減った。早く飯食いに帰ろ」
聞きたくない。
一刻も早くこの場所から出たい。
俺はカバンを持って扉に手をかけた。
「ねえ、櫂。またここで・・・しない?」