〜Story of one day〜
「はいはい。こんなん戦う気にもならないわ。櫂、別れてあげる。佑衣ちゃん?あげるわ。あたしにはこんなキラキラの恋愛はまぶし過ぎて無理。まあ。これだけはもらってあげる」





下に落とされてたマスコットを払って茉央はカバンにしまった。




「あたしにもそんなキラキラのときがあったのにな。いつの間にか傍観者になっちゃった。今度はあたしをちゃんと大事に好きになってくれる人探すわ。じゃあね」




パタンと扉を開けて茉央は出て行った。




さあ。俺は何から説明すればいいのかな?




「か、櫂くん?私何か間違ったこと言った?」




佑衣ちゃんは動揺しながらなぜか後ずさりしてる。



まったく。この子はどれだけ俺を夢中にさせるんだろう。
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