俺様と闘う私『一部・完』
 こーいーつー!!!


 


 言うに事欠いて、馬鹿馬鹿言いやがってっ!!



 私はまた、沸々と苛立ち募らせた。


 そうしたら奴は―――



 「月5万。桁間違えてんじゃねぇ」



 と言い放った。



 ご・ま・ん……!?

 

 はぁあああっ!?



 ちょっと配達させるのに5万出すって言うの??



 「いやいや、それはおかしくない? ていうか、やりすぎな」「やんの? やらねぇの?」




 言葉を遮りやがった。



 ……ぶっちゃけて言おう。



 魅力的すぎる!!


 だって月5万プラスだよ!?


 いまどきそんなに給料上がる仕事ことないっ。



 ただちょこーーっと朝来て商品渡せばいいだけで、ここまで家から直線で行けば20分もかからない。



 土日分は私が預かっておいてもってけばいいんだから……



 総括:これって美味しいお話。


 
 
 だよね!!
 


 相手が奴だけど!!
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