俺様と闘う私『一部・完』
身体を拭き終えて、ふらふらする体を律しながらタオルの傍に置かれていた服に袖を通す。
7分丈であろう男性用のジャージの上下に、Tシャツ。
さすがに下着はないけれど……むしろ用意されていた方が怖い。
大人しく着替えてから私はまた顔を赤らめることになった。
―――よく考えたら男の人の服を着るなんて初めてだ。
それに……ココは志貴の家なわけで。
この服からだけじゃなくて、そこかしこから志貴の匂いがする。
さっぱりとした香水の匂いが仄かに漂っていて、志貴に抱き止められた時みたいな感覚が蘇ってきた。
まるで志貴に包まれてるみたいだ。
―――ん!?
これって、もしかして、もしかしなくても志貴の服!?
それに気が付いたら、ドキドキが加速して熱が上がった気がした。
朦朧としながら、妙なドキドキがまた私の体をふらつかせる。
倒れないようにとゆっくりと歩を進めながら脱衣場を出た。
―――私、どうしてこんなにドキドキするの?
おかしいと思うのに。
なぜかこのドキドキが嫌じゃない……私。
7分丈であろう男性用のジャージの上下に、Tシャツ。
さすがに下着はないけれど……むしろ用意されていた方が怖い。
大人しく着替えてから私はまた顔を赤らめることになった。
―――よく考えたら男の人の服を着るなんて初めてだ。
それに……ココは志貴の家なわけで。
この服からだけじゃなくて、そこかしこから志貴の匂いがする。
さっぱりとした香水の匂いが仄かに漂っていて、志貴に抱き止められた時みたいな感覚が蘇ってきた。
まるで志貴に包まれてるみたいだ。
―――ん!?
これって、もしかして、もしかしなくても志貴の服!?
それに気が付いたら、ドキドキが加速して熱が上がった気がした。
朦朧としながら、妙なドキドキがまた私の体をふらつかせる。
倒れないようにとゆっくりと歩を進めながら脱衣場を出た。
―――私、どうしてこんなにドキドキするの?
おかしいと思うのに。
なぜかこのドキドキが嫌じゃない……私。