俺様と闘う私『一部・完』
今は閉じられて見ることが出来ないグレイの瞳を浮かべながら、私はじっと彼を見つめた。
ふと手元を見ると、重そうな本が膝に乗っている。
『民法……』
民法!? なんだそれ?
やけに難しそうな本だな。
いや、なんだそれ? だけど、私だって民法という名前くらいは聞いたことある。
ただそれがどういう内容か……なんて聞かれたら何も言えないけど。
―――というか、志貴って何者?
頭が疑問符でいっぱいになったけれど、とりあえずは何も被っていない体にそっと毛布をかけることにした。
「ありがとう」
面と向かって言えそうにないけど……もちろん恥ずかしすぎて。
それだけ呟いて私は部屋を出た。
リビングらしいところに出ると、紙袋から私の服がチラリと覗いているのが見える。
あ……っ!!
慌てて駆け寄って中を見ると、やっぱり私の服と、そして…下着までもが丁寧に畳まれて入っていた。
ふと手元を見ると、重そうな本が膝に乗っている。
『民法……』
民法!? なんだそれ?
やけに難しそうな本だな。
いや、なんだそれ? だけど、私だって民法という名前くらいは聞いたことある。
ただそれがどういう内容か……なんて聞かれたら何も言えないけど。
―――というか、志貴って何者?
頭が疑問符でいっぱいになったけれど、とりあえずは何も被っていない体にそっと毛布をかけることにした。
「ありがとう」
面と向かって言えそうにないけど……もちろん恥ずかしすぎて。
それだけ呟いて私は部屋を出た。
リビングらしいところに出ると、紙袋から私の服がチラリと覗いているのが見える。
あ……っ!!
慌てて駆け寄って中を見ると、やっぱり私の服と、そして…下着までもが丁寧に畳まれて入っていた。