俺様と闘う私『一部・完』
想像する。
奴が、志貴が。
私の服やら下着までもを洗って畳んでいるところを……
赤面しすぎて憤死しそうになった。
―――もう、私、お嫁にいけない!!
本気で泣きそうになる。
服を脱いで風呂を出た後、服をどうしたのかも記憶にない。
というか、明日も配達に来るのに合わせる顔がない。
とにかく私は、今、志貴と遭遇したくない気持ちでいっぱいになり、袋の中身のモノに素早く着替えて借りていた服をその袋にしまった。
着替えたはいいけれど、この服を志貴が洗ったりしたのか!?
と想像したらたまらなくて脱ぎたくなった。
けれどそんなわけにもいかず、無我の境地に立って、私は慌てて家を後にした。
「逃げたか……馬鹿理香」
私が玄関を出た音で志貴が目覚めて、そんな一言を漏らしながら志貴が笑っていたことなんて、私は知らない。
奴が、志貴が。
私の服やら下着までもを洗って畳んでいるところを……
赤面しすぎて憤死しそうになった。
―――もう、私、お嫁にいけない!!
本気で泣きそうになる。
服を脱いで風呂を出た後、服をどうしたのかも記憶にない。
というか、明日も配達に来るのに合わせる顔がない。
とにかく私は、今、志貴と遭遇したくない気持ちでいっぱいになり、袋の中身のモノに素早く着替えて借りていた服をその袋にしまった。
着替えたはいいけれど、この服を志貴が洗ったりしたのか!?
と想像したらたまらなくて脱ぎたくなった。
けれどそんなわけにもいかず、無我の境地に立って、私は慌てて家を後にした。
「逃げたか……馬鹿理香」
私が玄関を出た音で志貴が目覚めて、そんな一言を漏らしながら志貴が笑っていたことなんて、私は知らない。