闇と光 弍
「俺があげた、ブレスレット。
勝手に置いて行くな。これはお前のだ」
「私は、捨てたの。そんなブレスレットもういらないから。ってか、なんで来るの!手紙でも書いたよね?
探すなって。なのに、なんで…」
「そんなの、関係ねぇ」
「関係ないって…。
もう、私は大翔と付き合ってるの。
もう…流星のことは、好きじゃないの…」
「うそ、言うなよ…」
そう言う流星の声は、とても辛そうで…。
今まで聞いたことないぐらい、苦しそうで…。