闇と光 弍


「俺があげた、ブレスレット。
勝手に置いて行くな。これはお前のだ」

「私は、捨てたの。そんなブレスレットもういらないから。ってか、なんで来るの!手紙でも書いたよね?
探すなって。なのに、なんで…」

「そんなの、関係ねぇ」

「関係ないって…。
もう、私は大翔と付き合ってるの。
もう…流星のことは、好きじゃないの…」

「うそ、言うなよ…」

そう言う流星の声は、とても辛そうで…。

今まで聞いたことないぐらい、苦しそうで…。
< 193 / 369 >

この作品をシェア

pagetop