闇と光 弍
「だから、もう…」
「…ざけんな!!俺は、認めてねぇ。
別れるなんて、認めてねぇから」
「認めてなくても、私はもう好きじゃないの!」
「うそ言ってんじゃねぇよ」
「うそじゃない!」
「じゃ、目見ろよ。逸らすなよ…」
私は、ゆっくりと流星の目を見た。
「愛莉…。お前は俺のこと幸せにしてくれねぇの…?
手紙で、幸せになれって書いてたけど…。
俺を幸せに出来んのは、愛莉しかいねぇ」
流星は、真っ直ぐ私の目を見て言った。