闇と光 弍
「愛莉。お前は大翔の横行け」
歩いていると、和希が耳元で言った。
「な、なんで!?」
「いいから!多分まだ機嫌直ってねぇ。
だから、愛莉が隣に行って大翔の手握れ。
んで、キスしろ!
そしたら、アイツ単純だから、すぐ機嫌直る」
き、キスー!?
「無理無理!…うわっ」
私の言葉は無視で、背中を押してきた。
マジですか!?
大翔は、チラッと私を見てまた前を向いた。
やっぱり…怒ってる…。
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