闇と光 弍
「あぁ」
「ありがと」
「じゃ、外出る?」
「うん、そうだね」
私たちは、倉庫を出た。
「あのさ、さっそく本題に入るんだけど…。
さっきから、和希の様子がおかしいんだ。
なにか、知らない?」
「え?」
「正確に言うと、ここ最近おかしいんだよね。
なんか、妙にピリピリしてるっていうか…うーん、なんて言うかさ…イライラしてるっていうのかな…。
とにかく、様子が変なんだ。愛莉ちゃん知らないかな?」
そう言って、和真は私に聞いた。