闇と光 弍


「あ、あのね…流星。
これ、誕生日プレゼント…」

私はそう言って、持っていた箱を渡した。

「え…?これって……」

流星は、その箱をみて固まった。


私は、大きく息を吸って

「私と……ずっと一緒にいてください」

「……」

ん?反応なし……ですか?

「流星…?」

私は、不安になって流星の顔を覗き込もうとした。

「うわっ!」

いきなり流星に抱きしめられた。

「りゅ、流星!?」

「俺が先に言おうと思ってたのに…」

「ご、ごめん…」

私は、咄嗟に謝った。


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