闇と光 弍
私は、この時思った。
まだ、好きなんだって…。
忘れてないんだって…。
そして、私が一番、聞きたくない言葉を
流星は言った…。
「秋華…会いてぇ…」
衝撃的だった…。
言葉が、出て来なかった。
変わりに出てくるのは涙。
『会いてぇ』
確かに流星は、そう言った。
会いたい?
そんなに、秋華さんのことが好きなの?
じゃ、なんで私のこと好きって言ったの…?
なんで…キス、したの?
「ねぇ、流星…」
私は、聞こうとした。
でも、聞けなかった。
誰かに遮られたから…。