黒ふわ王子の愛し方
さくちゃんの祥悟くん。
∞....
「ねぇ、祥悟くん。」
「なにー?」
「今日で2ヶ月だね、祥悟くんが告白してきてくれてから。」
あ…そうや。
忘れるとこやった!
「はい、これ、さくちゃんに。」
「え?」
ブレザーのポケットから出してさくちゃんに渡す。
…喜ぶんかなぁ…?
「わあぁっ、可愛い!祥悟くん、ありがとう!」
華が咲いたみたいな笑顔で喜んでくれたさくちゃん。
かわえぇなぁ…。
「こんな喜んでくれんのやったら、作って良かったわあ。」
「えっ!?これ祥悟くんが作ったの!?」
「あ、デザインしただけやでー?」
ジーッとあげたブレスレットを見つめとるさくちゃんに惚れたんは、さっきみたいな笑おた顔やったなぁ…。
友達と話してるときの、楽しそうな顔。
あかん、惚れたって
初めてみた時から、ずっと目で追っててん。