黒ふわ王子の愛し方
「お待たせいたしましたー。」
運ばれてきたのは可愛いケーキが2つ。
「祥悟、この子は?」
「あ、太ちゃん♪俺の彼女やねん!めっさ可愛いやろ?高2やし、敬語使いーやー?」
「えっ…お前、祥悟のくせに!こんなめちゃくちゃ美人捕まえて~!」
あ、はは…。
なんて言えばいいのかわかんないからケーキ食べよ。
「じゃあ、楽しんでって下さいねー!」
「あ、ありがとうございます。」
祥悟くんの友達だから…ニコッと笑って、去っていく太ちゃん?に会釈した。
「ほな、ケーキ食べたしどっか行こかー!」
「ね、ここ行きたい…」
バンドの出番までの一時間半。
制服姿に戻った祥悟くんと学校中を歩くと色んな人に見られたけど楽しかった。
まぁ祥悟くん目立つよね。
スッゴい綺麗な顔してるから。
ちょっと…寂しいけど。