LOVE you VOICE
「きゃっ」
「ワウンっ」
しっっぽを左右に激しく振り
私に擦り寄る。
「迷子?かな・・・」
「ワうんっ」
私の言葉に大きく返事をする。
どうしよう、首輪もついてるし
綺麗にセットもされてるし。
飼い主の人絶対探してるよね・・・。
うーーーん・・・・。
「よしっ、梓一緒にこの子の飼い主探すの手伝って!!」
『わんっ』
あてもなく一人と二匹で飼い主を探す。
「君のご主人様はきっと心配してるよね、早く見つけないと」
「わうんっ!!」
私の腕の中で
トイちゃんはまた大きく返事した。