小悪魔な彼女
自分のドキドキしているものは抑えられない。


心愛は、不思議そうな顔をして俺の顔を覗き込んできた。


「どうしたのかな?こんな遅くまで学校に残ってて頭の中、ふやけちゃったかな?」


「そうかもね。」


「ふ~ん、そんなもんか。」


心愛は、自分の魅力に気が付いているのか......


羨ましいような嫉妬を俺は、心愛の横顔を見つめて感じていた。
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