小悪魔な彼女
「あれ、蓮川君?」

俺が、本を取ろうとすると後ろから声をかけられた。


クラスメートの女の子だった。


「えっと、、石川さん?」


「そう、そう正解~。その本、良いよね。わたしこないだ買って読んだら感動して泣いちゃった。」


「そう...」


俺は、少し複雑な気持ちで本から手を離した。
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