小悪魔な彼女
「左足は...サッカーに使いなさい。」


心愛は、ジャージのポケットからスタンガンを取り出してバチバチさせながら言った。

「あのね、、OBがあんなのは毎年の事なの、、だから今ごろ、みんなスタンガンの餌食になってOB達延びてるよ。きっとね。」


「お見事です。」


俺は、心愛に一礼した。


俺の、この高ぶった....ヒーローな気分はどうなるんだ...

カッコ悪いな...


「ありがとう...」


心愛は、そう言って俺の手を握った。


二人の目の前には....小さな星達が空を泳いでいた。


俺は、カッコ悪くてもいいかと思って手を握り返した。
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