小悪魔な彼女
次の日の授業中...俺の弱さが出た。


「?...」


俺の、机の上にふわりと小さなメモ帳のような紙が着地した。



【放課後..弓道部の部室に来るべし。】


来るべし?...


俺が、バカバカしいと思って紙をくしゃくしゃにしようとしていると...



隣から、白い手が俺の机に触れた。



氷見心愛が、大きな瞳で俺を睨んでいる。

くそ...

美少女がなんだと...思ってもたしかに形の良い唇に小顔...

イライラした、俺の気持ちがぐらぐら揺らぐ。

< 3 / 31 >

この作品をシェア

pagetop