小悪魔な彼女
「何?」

でも、俺ってぶっきらぼう。


「それ、わたしからのラブレターだから捨てないでよね...放課後待ってるから。」


「は?」


ラブレター...この俺に?氷見心愛が?


心愛は、何事も無かったように教科書に目を戻した。


心愛を、意識の外に無理矢理持っていこうとしていたのに...


こんな...紙きれ一枚貰ったぐらいでぐらぐらする女なんて...


俺は、もう簡単に好きになんてならない...

あっさりなんて....

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