小悪魔な彼女
それでも...


俺は、弓道部の部室に足が動いていた。


やっぱり、黙って無視する事は出来ない..一様クラスメートだし......


もしかすると...


俺は、一瞬、淡い気持ちを心の空部屋に持ってしまった。



心愛は、ガラス張りになった部室の中のボロいパイプイスに座って携帯電話を見つめていた。


俺が、部室に入って机を挟んでパイプイスに座っても携帯電話の画面から目を離さない。

「あのさ、話しがあるんなら早くしてくれる。」


俺は...不覚にも心愛を見てドキドキしている心臓を恨んだ。


声が、震えそうになる。
< 5 / 31 >

この作品をシェア

pagetop