小悪魔な彼女
「う~ん、そうだな、映画かな。」


「映画?」


「映画嫌い?」


心愛は、瞳をぱちくりさせて聞いてきた。


「えっと、、映画は比較的好きです。」


「何で、敬語なの?」

「いや、別に、、。」

「じゃあ、わたし部活行くから....部活終わるまで図書室にでもいて待っててよ。」


心愛は、そう言うと俺の目の前で着替え始めた。


「ちょっと!」


俺は、驚いて目に手を当てた。


「ん?あぁ、ごめん、うち弟いるからさ、別に気にしないんだよね。」


心愛は、しれっと言った。
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