あたしが愛した人
最寄駅から徒歩5分。



母と共に高校の門をくぐり、受付を済ませ
母は先に体育館へ、あたしは教室へ向かった。








下駄箱を通り、目の前の階段を上がる。






三階





1年4組。


今日からここがあたしの生活の場。









期待と不安でいっぱいのあたしに、


始まりの合図は大きく音を立てた。
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