あたしが愛した人

「ふ～ん･･･。響･･･な･･･。」


そう言ってあたしを凝視した。



目が合ったあたしは咄嗟に反らした。
内心、この場から去りたいという気持ちばっかりが押し寄せていた。




「響どうしたの～？廉造だよ～？
　分かる～？久しぶりに会ったんじゃないのぉ？」



沙耶香は笑顔であたしに話しかけた。









やめて。

余計なこと言わないで！！