青空の下で〜君の隣にいれたこと〜
私もいつか、そうなれるのかな。
「日向ー。」
私のことを呼ぶ声がする。
ちなみに“日向”とは私の名字だ。
何だかんだで気に入っている。
「何?」
私を呼んでいたのは、同じクラスの男子
加藤亮(かとうりょう)。
バスケ部のスポーツマンだ。
「あのよ…。
昨日のことなんだけど…。」
言いにくそうに話す、加藤。
昨日?
……あ、あれか。
「大丈夫だよ。
誰にも言わないから。」