青空の下で〜君の隣にいれたこと〜
「……あ、ありがとう。
それと…俺、断ったから……。」
あっそ?
「うん?」
「それだけだから、じゃなっ」
爽やかな笑顔を残し加藤が立ち去る。
実は、私は昨日加藤が女の子から告白されているのを目撃してしまった。
加藤は、そのことを誰にも言って欲しくないらしい。
それより。
断ったらしいな……。
何でだろう?
加藤がいままで彼女を作った話は聞いたことがない。
何でだろう?
好きな子でもいるのだろうか。
……ま、別にどうでもいいのだけれど。
そんなこんなで、今日の学校生活はおわった。