最初で最後のプロポーズ

元気よく言った店員はこの泣き腫らした顔を見てぎょっとする。


でも私の持つ大荷物を見て何かを悟ったのだろう。



それから何も言わずに荷物を取って1番端のあまり見えない席に連れていってくれた。



私が席に着けば少しお辞儀をして去っていく。

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