素敵な、すてきな、ステキな。
居間につづくドアを開けると、おいしそうな匂いが漂ってきた。
気づかれないようにくんくんとその匂いをかぐ。
「ワッフル...?」
ぼそっと言った私の声を聞き取って、ばぁやは嬉しそうにうんうんと頷いた。
「内海様の転校一日目なので、疲れると思い、おやつにと作らせていただきました。」
そういいながらパタパタとキッチンに駆け込み、すぐに両手に大きなお皿をもって出てきた。
お皿には丸い大きなワッフルが二つあって、その上には綺麗にホィップクリームやイチゴ、ブルーベリーなどなどとたくさんのっていた。