素敵な、すてきな、ステキな。





「手荒い真似はしたくなかったんですけどね。」






そう言って、彼はサングラスのでっかい外国人に頭で合図した。






サングラス(もう一人命名)はうなずいて、大またで私のほうに近づいてきた。






でっかいくせにあまりにも早く動くサングラスにびっくりして反応するのが遅かった私は。









いとも簡単にポイ!とリムジンの後部座席に放り込まれた。









「いやーーーー!!誘拐だぁーーーー!!!犯罪だぁーーーーー!!」







一番近い校舎がほぼ1キロ先だということを忘れて、私はロックされたドアをばんばん拳でたたきながら叫びだした。







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