ナミダ色片想い
三人が当たり前だった毎日が急に変わった。
晴矢と美沙は恋人。
わたしはひとりぼっち。
嫉妬したこともあった。
ううん、嫉妬ばかりしてた。
でも…美沙だってわたしの大切な幼馴染み。
親友って呼べる大切な大切な人。
だから、わたしは自分の気持ちを二人には話さなかった。
大切な人が幸せなら、それだけで十分。
ただの見栄とか綺麗事とかだったのかもしれない。
プライドが傷つかないように自分を守るためのいいわけをしたのかもしれない。
それでも、わたしは二人を応援しようと思った。