ナミダ色片想い



「ごめん!なんでもない。昨日大変だったんだから!晴矢って熱出すといっつも迷惑ばっかり。おばさん大変そう。」

笑い飛ばした。

これ以上昨日のことを思い出したら気づかれてしまいそう。

溢れてしまいそう。

晴矢への、好きの気持ちが。

だれよりも、大好きだっていう気持ちが。



「昨日…、俺何かした?」

どうして、そんなこと言うの?

晴矢の意地悪。

せっかく自分を隠したのに、なんで思い出させるの…。



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